(本名カズトより)
一人ひとり様々な絵を想い描きながら聴くことができる、それが歌のいいところです。それとは逆に、ミュージックビデオというのはイメージを無理矢理ひとつの枠に押し込もうとするわけですから、曲の作り手からするとどうしても説明過多、いわゆる蛇足になりがちです。
新譜『humming』から「雨にとける街で」のMVを作りました。これは”聴き手”としての僕が、この曲から受けるイメージです。まさに蛇足です。きっと不快な思いをする人もいるかもしれません。
なんのしがらみもない、一ミュージシャンができること。
近頃それはなにかを考えます。
たぶん、こういう事です。